放送プロフェッショナル向けドルビーAC-4の特長
エンドツーエンド・ソリューションを構成
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ドルビーAC-4では、コンテンツ制作、配信と番組交換、および視聴者への伝送を横断的にサポートする包括的で堅牢なフォーマットです。
業界の主要な先進企業が採用
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ドルビーAC-4はすでに幅広いSoC(system on a chip)ベンダー、プロフェッショナル機器メーカー、家電メーカーにより実装されています。
今日の課題に応え、明日の体験を可能にする設計
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ドルビーAC-4は最高級の音質を提供しながら、他のフォーマットよりはるかに低い帯域幅となっています。すぐに性能上のメリットを得ることができ、将来的な革新をシームレスに展開できるようになります。
AC-4規格の枠を超えて
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単に規格の定義にとどまらず、ドルビーは、コストと複雑性を低減し、信頼性を向上させ、放送エコシステム全体にわたって優れたユーザー体験を提供するための、相互運用可能なソリューションを創造しています。
実社会での体験と積極的な取り組みに基づいて
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次世代放送規格での体験と参画が、放送中継車から家電機器まで、ドルビーAC-4の円滑な実装を可能としています。
高臨場感でパーソナライズドされたコンシューマー体験を提供
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チャンネルベースオーディオとオブジェクトベースオーディオをサポートするドルビーAC-4によって、言語の選択、応援するチーム用の解説音声など、視聴者の好みに応じた多く選択肢を提供できます。
業界の課題に応える
進化していく視聴者の期待、急速な技術の進歩、複数の場所で複数のデバイスを使用する視聴者、増え続ける規制・規格。この先、こういったことが起こることは目に見えています。成功を収めるには、機敏さを保ち変化に備えられるようなオーディオシステムが必要です。
一方で、既存の機器や人的資源といったインフラストラクチャやオペレーションを利用して、今日も業務を行わなければなりません。新しいシステムは、現在使用しているアプリケーションと互換性がある必要があります。
これが、ドルビーがドルビーAC-4を開発した理由です。欧州電気通信標準化機構(ETSI)で既に標準化され、Digital Video Broadcasting(DVB)プロジェクトで採用され、ATSC 3.0でのオーディオ規格ともなっています。
処理の複雑さを増加させずに機能を拡張
ドルビーAC-4フォーマットは、オーディオアーキテクチャを根本的に見直し、処理の複雑さを減らすと一方で機能を拡張します。従来の放送、モバイルネットワーク、放送とインターネットのハイブリッドサービスを含む多様な伝送・配信手段に対応します。
ドルビーAC-4の機能は次のとおりです。
- 大幅に向上した圧縮効率、現在の放送の標準技術と比較して最大で50%向上
- ダイアログエンハンスメント、インテリジェントラウドネス、および高度なダイナミックレンジコントロールをコーデックの機能としてサポート
- 複数の言語や解説音声サービスを最も効率的にサポート
- 様々なユースケースやデバイスにおける最適な再生
- 音が三次元空間で動き回る高臨場感なイマーシヴオーディオ
- 放送局が視聴者の嗜好にカスタマイズされた音声サービスを提供できるパーソナライズドオーディオ